LED空気清浄機 PLEIADES(プレアデス)製品試験結果・報告書
試験対象製品:LED空気清浄機 PLEIADES(プレアデス)
開発元:株式会社 NanoWave
製造販売:株式会社 綿谷製作所
奈良県立医科大学の研究結果について(令和3年1月19日実施)
《実験内容》
光触媒加工フィルタを搭載する空気清浄機の実機へ、新型コロナウイルスを接種しました。
30秒、1分の作用時間後、PBS液を用いてウイルスを回収し、ウイルス感染価をプラーク法にて算出しました。
※なお全試験は、本学内のバイオセーフティレベル3の実験施設において、適切な病原体封じ込め措置のもとに行いました。
《研究成果》
光触媒加工フィルタを新型コロナウイルスに接触させ空気清浄機を作動すると、30秒で1.75×10²PFU/mL(減少率99.970%)、1分で検出限界の5.00×10¹PFU/mL未満(減少率99.991%)へと感染価が減少しました。
※オレンジ色…空気清浄機を用いていないガラス板 青色…空気清浄機
《考察》
本試験で、光触媒加工フィルタおよびUV照射によって新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を速やかに不活化することが判明しました。
本空気清浄機を使用することにより、フィルタに接触したウイルスを不活化する可能性が考えられます。
なお、空間に浮遊するウイルスへの効果、人体への影響については検証を行っていません。
一般財団法人日本食品分析センターの研究結果について
《実験内容》
試験対象の空気清浄機を用い、「アンモニア」「アセトアルデヒド」「酢酸」の3種類の除去率を調査し、30分間の脱臭性能を評価しました。
なお、本試験は日本電気工業会「家庭用空気清浄機」の脱臭性能試験に準じて実施しました。
《研究成果》
空気清浄機を30分間使用した結果、全体の除去率は84%となりました。
内訳は、アンモニア除去率が86%、アセトアルデヒド除去率が75%、酢酸除去率が100%でした。
また、それぞれの初期ガス濃度と30分後の残存ガス濃度(ppm)を比較した結果、アンモニア「28⇨4」、アセトアルデヒド「8⇨2」、酢酸「5⇨0.2以下」まで減少しました。
《考察》
本試験では、試験対象の空気清浄機を30分間使用することで、各汚染成分を7割以上除去し、ガス濃度減少にも貢献することが判明しました。
本空気清浄機を使用することにより、高い脱臭性能が期待できると考えられます。
北里環境科学センターの研究結果について(平成30年4月10日実施)
《実験内容》
空気清浄機の実機を用いて、1㎥空間における浮遊菌(黄色ブドウ球菌)の抑制性能を、180分に渡って評価しました。
《研究成果》
空気清浄機を使用した結果、実験開始時に「2,600,000個」あった浮遊菌は、時間経過とともに以下のように減少しました。
30分経過時:「86,000」
90分経過時:「470」
180分経過時:「2以下」
(空気清浄機)
30分経過時:「750,000」
90分経過時:「180,000」
180分経過時:「33,000」
(自然減衰)
《考察》
本試験では、試験対象の空気清浄機を使用することで、浮遊菌を抑制できることが判明しました。
本空気清浄機の使用により、浮遊菌を抑制する効果が期待できると考えられます。